音声入力で作った下書きを、読める文章に整える手順
文字起こし・AI文章の整形コラム
今回は、音声入力で作った文章の下書きを、読める形に整えるまでの話です。
キーボードで打つより、喋った方が速いことがあります。
移動中や家事の合間に思いついたことを、スマホの音声入力に喋って残しておく。
その使い方は便利なのですが、出てきたテキストは話し言葉のままで、そのまま提出できる文章にはなっていません。
喋りっぱなしの下書きを、あとから整える工程がセットになって、初めて実用になります。
音声入力の下書きに起きていること
音声入力で作った文章には、書いて作った文章とは違う癖が残ります。
- フィラーがそのまま文字になる(「えー」「あの」「なんか」)
- 言い直しの残骸が残る(「明日、いや明後日の会議で」)
- 句読点が入らない、または変な位置に入る
- 同音異義の誤変換(「以降」と「移行」など)
どれも、喋っているときには自然なものです。
問題は、それが文字として残ると読みにくいという一点だけです。
手順1: 消す前に通して読む
先にやるのは、全体を一度通して読むことです。
音声入力は、思ったのと全然違う文章になっていることがあるので、整える前に「何を言おうとしていたか」を自分で把握しておきます。
ここを飛ばすと、誤変換を残したまま整形して、意味の通らない文章が仕上がることがあります。
手順2: フィラーと言い直しを消す
「えー」「あの」「なんか」などのフィラーと、相槌の名残を取り除きます。
この作業は判断がほとんど要らない単純作業なので、手でやるのはもったいないところです。
当サイトのSeishonizeに貼り付ければ、フィラーをまとめて取り除けます。
※言い直し(「明日、いや明後日」の「明日、いや」の部分)は文脈依存なので、機械では消しきれません。ここは目で見て消します。
※元の下書きは消さずに残しておきます。整形で意味が変わったとき、戻る先が必要になるためです。
手順3: 句読点と改行を入れ直す
音声入力は句読点が苦手です。
一文がやたら長くつながっていたり、逆に変な位置で切れていたりします。
意味の切れ目で「、」と「。」を入れ直し、話題の変わり目で改行します。
これだけで、読みやすさがかなり変わります。
手順4: 話し言葉を書き言葉に直す
用途によっては、ここまでで十分です。
自分用のメモなら、フィラーが消えて句読点が入っていれば読めます。
人に渡す文章にするなら、話し言葉を書き言葉に直します。
「〜なんですけど」「〜みたいな感じで」といった口語を、用途に合った文体に整えていきます。
全部を直す必要はなく、渡す相手に応じて必要な範囲だけで構いません。
手順5: 誤変換の確認
最後に、同音異義の誤変換を確認します。
特に、固有名詞・数字・日付は音声入力が間違えやすいところです。
手順1で全体を把握してあれば、「ここは違う変換だ」と気づきやすくなっています。
まとめ
音声入力は、速く下書きを作るための入力方法。
そのぶん、整える工程とセットにして初めて使える道具です。
ノイズ取りのような単純作業はツールに任せて、句読点と誤変換の確認に自分の時間を使う。
この分担にすると、キーボードとは違う速さで文章が作れるようになります。
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